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 2015年05月 

「先に始めててください」と言うけれど・・・ 

僕は職業柄、ほとんど毎日が会食。
なので、予約した時間に遅れる人がいることもよくある。
理由は仕事が延びたりまあいろいろ。

その際必ずといっていいほど皆が言うのが「先に始めててください」だ。

『私に構うことなく、そして遅れる私のために皆に迷惑がかからぬよう先に始めていてほしい』という気持ちからだと思うけど、

店に迷惑がかかることもあるからね…単純には済まない。

居酒屋、カジュアルなバルや大皿で供されるビストロ、またアラカルトで頼むときなど・・・つまり料理を皆で取り分けるようなときの「先に始めてください」は問題なく大丈夫。

問題なのは、各々に供されるフレンチや懐石料理などの、きちんとしたコース料理の場合だ。そういうとき、お店の人に「遅れる人のためにお店に迷惑をかけたくないし、本人もいいと言っているので皆と同じタイミングで出してください。冷めてもいいからその人のテーブルの上に並べておいて」と言っても、ちゃんとした店なので出してくれない(笑)。本人が来てから別に作ってくれたりする。これはすごく手間がかかること。全体のクオリティも落ちる。だって例えば、皆のパスタを作りながら、遅れてきた人の前菜も作らなきゃいけなくなるんだから。シェフが一人の店ならなおさらのこと。

こうした際の「先に始めていてください」は、店にも皆にも大迷惑がかかることなのだ。

なのでこういう時には、何が何でも遅れないという心構えが必要ですね。

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