おかしな言い訳 

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かなり前だけど、あるフランス料理店でこんなことがあった。

パンにつけるバターが見当たらないので、
「バターを下さい」と言ったら、ギャルソンいわく「お客様の健康のために当店はバターをお出ししておりません」ときた。
おいおい人の体型を見てから言ってよ。仮にランディがデブだったとしてもそれはそれで失礼でしょ。これには本当にあきれた。

こういったギャルソンのおかしなエクスキューズって結構ある。
コラムでも話したことがあるが、イタリア料理店でパスタのときにフォークしか持ってこないので、「スプーンを下さい」と言ったら、「本場ではフォークしか使わないんですよ。スプーンを使うのは日本人だけです」などとたしなめられた。そんなこと百も承知だよ^^;あきれながらパスタを見ると、ソースがたっぷりの日本風パスタ。どう見てもフォークだけではソースを残さず食べられない。
だいたいフォークとスプーンできれいにパスタを食べるのは、器用な日本人だからこそ出来るのだ。イタリアに逆輸入してやりたいぐらいだ

あとは、フレンチでソース大好きのランディが、「ソースが少ない」というと、ギャルソンいわく「今フランスではこれが主流なんですよ。」とくる。フランス料理を毎日食べてるフランス人。デブがいっぱいのフランス人。肉と油大好きのフランス人だからこそ流行っているわけで、毎日、米と魚、野菜の煮物を食べている日本人に、これが本場で流行っているからと言われてもねぇ。単なる押し付けにしか聞こえない。
だいたいフレンチを食べたいときって、カロリーや油分など気にせず、とにかくうまいものが食べたい時なのにね。
あとは、「ワインと合うように味付けを濃い目にしています」とかもそうだ。あのーワイン頼んでないんですけど^^;「それが本場のフレンチなので」というのは、あまりにもホスピタリティーを軽視してはいないだろうか。


もし本場で流行しているからそうしたいんだったら、たとえばステーキ。毎日のようにステーキを食べる欧米の肉は脂身が少なく意外とあっさりしている。じゃあ本場に習ってあっさりした肉がステーキとして出てくるのか?脂だらけの松阪肉みたいのが出てくるじゃないか。「お客様の健康のために松阪肉はやめました。本場でもこんな脂っこい肉は食べませんから。とでも言って出すのやめたらどうなんだ?

とにかくランディは、こういった押し付けがましいエクスキューズが大っ嫌いなのだ。今日は虫の居所が悪いって?そんなことないですよ^^  おしまい♪


追記:誤解があるといけないので言っておくが、あくまで「いいわけ」として言われると腹が立つのだ。だからそれがポリシーであるならば何も文句はない。「うちはパンにバターをつけるなんて嫌いだからバターは出さない」とか、「このソースの分量が最適だと思うからそうしている」というのなら全然OKなのだ。


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コメント

こんにちは、ランディさん。
今日は本を紹介したくてメールします。

「食の未来のためのフィールドノート」
  ダン・バーバー 著
   NTT出版

お店の評価は別にして、食に関する考え方は
私も賛同する点が多いので、ランディさんも
この本に、考え方に何か感じるものがあると
思います。是非、読んでいただきたく、
感想をこちらで書いていただきたい。

食・サービスという職について
辛口コメントをまた、楽しみにしています。
本当は辛口じゃないんだよ。
本当はそのレベルが普通じゃないといけないんだ
って思ってますけど。

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