おろかな有名店 

ミクニ暴行事件や山田宏巳大麻事件など、有名シェフの不祥事が最近多い。どちらの店にも行ったことはあるが、魂がこもっていなかった。三国の店は(名古屋のマリオットホテル)、集客と回転率重視でサービスがおざなりだし、味も記憶にまったく残っていない。ヤマダヒロミの店は青山本店に行ったが、全体的に大味だった(ゲンコツフォアグラなどと質の悪いフォアグラがやたらでかいだけ)。一番ひどいのはヤマダヒロミシェフは電話を片手に友人と遊ぶ約束をだらだらと客席にだらーと寄りかかりながら長々としゃべっていた。こんな事ありえません。ダラーとしたシェフの姿を客の目にさらすことなんて有り得ないことだ。従業員の士気も落ちるでしょう。

 でも一番愚かなのは有名という二文字に惑わされて本物を見抜けない客側です。皆さんは有名歌手のコンサートに行ったのに代わりに弟子が出てきたら嫌でしょう。
 
 料理とは作り手の魂がこもった芸術作品です。
僕もシェフをしていたとき、どうしても忙しくて従業員にパスタの調理を任せて提供したところ、そのお客さんに呼び止められ、今日のパスタは「シェフが作ってないでしょう?」と言われ驚いたことがあります。しかもそのパスタはフライパンでバジルソースと合わせるだけのものだったのにもかかわらず!
友人にバイキングは大嫌いという人もいます。彼女に言わせるとバイキングだと料理人が私のために作ってくれていないからだと言います。本当にうまい料理とは食事の中で、調理人と食べる人の心と心が通じ合ったときに、身体の底からうまいと感じられるものだと思います。

ここまでは抽象論でわかりにくいので、具体例はまたの機会に。

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コメント

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鍵コメントさんへ

こんばんは。
ご活用いただきありがとうございます!

ミクニ、オープンした頃行ったっきりなので、そろそろ行きたいんですけどね。キハチも何かきっかけがないとなぁ。

何となく、過去記事呼んでここ見つけました。
すごくわかる。料理には香りがある。

その人でなきゃ!っておもっていくこと多い。

反省、反省

ヒゲさんへ

それが料理の面白いところであり醍醐味ですよね。

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